ホモパンツ・フィロソフィー 半身麻痺からの復活 |
栗本流
哲学・生命論 ■意味と生命心身論後説…闘病篇 |
カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センターからの手紙――肩や肘にいかに鏡箱を使うか 栗本教授殿 ラマチャンドラン教授は、あなたと話して大変楽しかったと言っていました。 小指と親指は――貴方は貴方の鏡箱を使えるし、鏡に映る右手を見ながら両手で同じ動きをさせることが出来ます。もし貴方が別の指を、われわれがいくつかの例で指を全部使う運動すなわちこぶしを作ったり開いたりという‘コンビネーション運動’を最初に見ますが、それよりももっとよく開いたり閉じたりできるというなら、弱い指だけを使ってみてください。また、握力のためなら、鏡箱を使って、両手でボールを握りつぶす練習をしてください。 肩については――勿論、肩は貴方のあるいはわれわれの鏡箱には入りません。こういう場合、われわれは垂直に鏡を(ランセット誌での写真のように)立ててやります。鏡は、本を使って立てたり、人が持ったり、もっと良い立て方があるかもしれません。貴方は肩の基本的な動き―屈曲(前方突き出し)、後方運動extension、外転(外へ開くabduction)―を、鏡の中の右手(健康側)を見ながら、行うことが出来ます。 リハビリは、勿論、貴方の医師とOTの見守るところで行なわなくてはいけません。注─extension,abduction
は無茶にやると大いに危険と、いうことだ。 貴方は、大変よく前進しているように思えます・だが、脳卒中はタフな病気です。良いリハビリと気力を維持してください。 医学博士、哲学博士・エリック・アルツシューラー 2000・3・13 |
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こういうことであるから、同じようにして、こぶしを作ったり、開いたりする運動を加えよう。また、ただの鏡板を立てて、同じく、健康側の動きを鏡の中で確認しながら、肩を前へ出したリ、引いたりすることも有効である。ただし,これについては肩に炎症があったり,出そうな場合は「絶対に」やってはならない。注意! |
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