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コラム
青木、 突然すべての発言を変更――10日に 4/11
「検査の結果によっては」という語るに落ちるウソ 4/10
医療ミス?による危篤の疑いはないのか。 4/4 15:31

意外な医師団判明・単純どじの疑問4/7 22:13
小渕脳出血危篤!? 4/4.0:17
小渕脳梗塞!?デブ森登板か? 4/3 8:00-18:00

栗本オピニオンレーダー・エッセイ


小渕病状進行ほぼ判明!朝日13夕、14朝の甘さを批判する!

誕生日を投票日に悪用されそうな小渕哀れ。
順天堂!自分の名誉のためにも「公式」発表せよ。

森内閣は実質、公明党内閣だ。組閣を白紙撤回せよ

最新 5/14

逃げるな医師団

次節の「意外な医師団」をチェックせよ。

「朝日新聞」5月13日夕刊は、トップで、--05/14

 小渕が入院したとき、既に中脳大動脈に大きな塞栓が詰まって、右脳全体が梗塞していく途中の状況だった、と伝えた。よって、理の当然ながら、2日午後7時青木官房長官が小渕に会ったとき、まともな会話の出来る状況ではなかったということだ。朝日のトップといっても最近は、必ずしも信頼度がないが、これが事実に一番、近いだろう。…となると、医療的には、早い段階で、残存血流量を計測して塞栓溶解をすればよかったのでは?梗塞を起こす原因は、結局、一つの大きな塞栓だったようだから、それを溶かせば「治った」、という疑問は相変わらず残る。だが、ひょっとして血流量は少なかったのかもしれない。いずれにしても、そこで技術の自信もなく直接の溶解療法を諦めても良いが、抗凝固剤と抗浮腫剤の点滴では後ろ向き過ぎるのだな。

 しかし、「朝日」の取材力が甘いのは明らかだ。私のこのWebサイトで既にずっと前に検討済みの、某弁護士が扱った「薬の処方箋」の記録を「病状流出か」と14日朝刊で大きく報じてしまった。となると、夕刊のトップ記事も怪しいな。

5月2日、ほぼ小渕病状の全容が判明 (3日加筆)

 ここまでにいろいろ調査してきたが、5月2日[毎日新聞]朝刊が小渕病状について大特集している。こちらの情報もあわせて、チェック。するとほぼ小渕病状の全容が明らかになってくる。それにしても、順天堂理事長だとか直接の担当だった水野教授だとかが、ここで記者の取材に答えていながら、あい変わらず公式記者会見をしていないのは、改めて非難されるべきだと思う。

では、事実。

  1. 小渕は4月1日午後11時には、はっきり気分も悪くなり、おそらく脱力感というかたちで麻痺も始まり脳梗塞を『発症』した。しかし、医師の往診を仰ぎ、その医師の入院の勧めを断った。これは、家族も医師も大きな間違いをした、と言える。この場合、事情を説明できなかった医師のほうにより大きな責任がある。ここで断られたら、「そうですか」帰るようなことではいかん、断固として強制的に入院させるくらいのことがなくては医者だなんて言えない。
  2. で、結局、病院に行ったのは2日午前1時20分ころ。医師団は、ここまでに神経内科の教授を呼び出したりして脳卒中をほぼ確信していただろう。だから、CTをとらず、いきなりMRIを撮った。そして、脳梗塞を確認。しかし、血栓溶解を諦める。理由は毎日新聞によると発症後、2時間を経過していたので駄目と判断した、こんなことは医師国家試験に出るくらいだと理事長が豪語しているが、たしかに1時間半以内が非常に望ましいといわれているが、残存血流が一定程度あれば3時間以内なら血栓溶解は十分出来るはずだ。でも別の理由で、しなかったのなら、それはそれでよいからやはり公式に事実を明らかにすべきだろう。
  3. どうしても奇妙なことがある。血栓溶解剤を使わなかったことを、順天大は一貫して合理化しようとしていることだ。「毎日」は簡単にだまされている。この私のWebページにリンクしてある脳梗塞治療最前線くらい、あんな立派な特集組ませてもらうくらいのデスクなら、ぜひ見て置けよ。血栓溶解剤は、動脈それ自体に行なう再開通療法は発症6時間以内ならまだ、超早期ということで行なえる。6時間以内ですぞ。6時間。2時間なんて基準は聞いたことがない。3時間以内が望ましいというは話は存在するが…。なぜしなかったか、理事長にもう一度、「試験」してみなさい。そもそも脳血管障害の専門家を一人も置かない判断を下していた理事長だ。きっと、まともに答えられないだろう。「毎日」さん、しっかりな。また、溶解剤を「使う」、「使わない」という問題に絞って言えば、静脈内投与(点滴)でも使ったことになる。これは、よく分かった施設では、発症後3日以内からなら一週間ほど点滴治療するのが「普通」だ。tPAでなくウロキナーゼという日本だけで使うやつで効きは悪いがね。にもかかわらず、胸を張って、それさえも使わないのが常識だなんて良く言ったものではないか。そこらは、「毎日」がコメントを取っている後藤慶大名誉教授も、そうまともに聞かれればそう正しく答えたはずだが、記者の質問はそこを外していたに違いない。この「毎日」の特集は、青木、森には矢を向けているが、一方、順天堂大にはちょうちん記事になっていると言える。他社はしっかりやってもらいたい。かくてやはり、順天堂大のドジ医療の疑いは絶対消えない。繰り返すが、公式に発表せよ。記者諸君は、君たちも多分、脳梗塞予備軍なのだから、わがWebページで最低の知識準備をしてでかけよ。
    ──そういった舌の根も乾かぬうちに、また今度は『月刊現代』が順天堂は最先端医療(とは血栓溶解しかない)に賭けてこうなったとの取材記事を載せた。ライター名つきの取材記事だが、どう見ても順天堂のリークに乗せられた記事だ。ライターを素人だからと非難する気はないが、少々取材対象について不勉強で無知すぎる。上に書いたとおり、順天は血栓溶解には自信がなく避けたのが事実だろう。それはそれで仕方がない面があるが、それ以降、リークでごまかそうとしているのが不愉快である。さらなる医療疑惑?は、スロンノンは、心原性塞栓には出血の危険があって不適と前からされていたことを知っていたのかどうかだ。するとなぜ使った?とにかく、この医療は日本社会が脳卒中に、全体として無防備であるうことを示したようだ--
    added05/07 10:32。
  4. その後、2日午後2時またMRIを撮った。毎日新聞によるとここで『正式に』脳梗塞と診断されたというが、そんな馬鹿はない、順天堂だって、もっと早くそう診断している。ただ、病状の悪化があったから確認のため二度目を撮ったはずだ。悪化が進み、『自然に脳梗塞が脳出血に』となったというが、これもありうる。ここまでは、小渕さんは、集中治療室に入っていないようだ。
  5. 悪化のため慌てて、官房長官も呼ばれる。そこまで、小渕が何とかボーっとなら意識を持っていることはあり得る。青木ともアーとかうーとか反応するがごとくの『会話』をしたことは考えられる。だが、絶対に臨時代理総理の依頼など出来ていない。そして、実はまったくチラともそんなことは出来ない状態だったことも十分考えられる。
  6. その後、集中治療室に入って、しばらくは(ハッカーではなく)クラッカーや順天堂内部の医師には薬の処方がコンピュータでアクセスできるような状態だった。この一部、が4・28号のフライデーに掲載される。それをパクッタ都思われるA弁護士が、当局から「別件」でパクラれるというおまけもついた。それによると、小渕病状は超急速にその後悪化し、すぐに自発呼吸できなくなるくらいになった。

─―ということである。これでも、まだ、昏睡が始まったのを遅くするための情報操作があるのではないかと疑われる部分があるが、千歩譲って以上を事実と認めても、青木臨時代理総理は法的に存在しえないと言える。それに『時は脳なり』と言うくらい初動が大切なものなのに、1日深夜にもっとなんとかならなかったのかという思いが同病の私には沸いてきてならない。

5/02 22:00 03 01:02


 取り急ぎそこらにつき粗情報を上げる。小渕氏は、順天堂にかつぎこまれたとき、すでに意識はなかった。カルテは、生年月日同じの佐藤某なる人物名になっているという。つまり、いまに至るまで、順天堂は小渕恵三なる患者を入院させていないことになる。もうここいらから順天堂は困った立場になるわけだ...午前3時前、血栓溶解剤tPAでなく、スロンノン?を投与。自律呼吸は早くもなくなり、筋弛緩剤マスキュラックスも投与。血栓溶解は失敗して脳出血も始まる。ちょっと疑問なのは,このスロンノンなる薬がカルテにあったという話だ。スロンノンは血栓溶解剤ではない。抗凝固剤だ。すると、血栓溶解には何を使ったのだろう。そこらは、この「カルテ」の真偽のポイントになるかもしれない。おそらく、スロンノンが血栓溶解と抗凝固の両用の効果を持つとして使われたと見る。それはそれで一つの選択だろうが、ここでもあいかわらずCTが使われていないようであること、血栓溶解を行なう場合の基礎判断条件になる残存血流量のチェックがされていないようであることから言って、相変わらず「医療ミス」の懸念は消えない。

 で、どうやら、フライデーの記事は、順天堂病院内の医師またはナースが、集中治療室の小渕恵三データにアクセス、しかるのちにそれをフライデーに流したものと判定できる。その証拠に、情報が、いちばんアクセスしやすい薬の処方箋だけだからだ。それなら、たとえば集中治療室に自分も患者を持つ医師なら、いつでもチェックできた。「出来た」というのは、途中でそれが不可能になったからだ。よって、小渕は最初は、ちゃんと本名で入院、治療を受けていた。途中で、順天堂が担当者以外でもがアクセス可能なことに気づき、偽名に変更。これでも分かるため、いまは特別プロテクションをつけている、というのが真相。でも、集中治療室入りが早かった、などの事実は嫌でもいつかは出て来たことだろう。しかし、某氏がWebページで言うように地検特捜が動いた事実などないようだ。したがって、真相は、先ずフライデーが内部から薬の処方箋を入手。次にほとんど同じ中身で某弁護士が自分の情報としてアップということらしい。報告して、その点の最終確認は出来ないから、この某弁護士の名誉のためにも実名は消しておく。

 いずれにしても、青木官房長官が小渕と会ったという2日午後7時には既に、当然、昏睡状態で集中治療室に入っていた。勿論、会話などありえないことは変わらない。 これでも「医療ミス」説が消えたわけではない。事情が大変だったなということが分かるだけで、血栓溶解剤の選択の?、特に残存血流量のチェックはしなかったらしい(そこが27・28日の脳卒中学会のテーマの一つだったんだ)が、なぜ…の疑問は消えないからである。

4/29 07:35


あまりにぴたりのタイミング・脳卒中学会

 ここに来て(と、いっても前まえから分かっていたことだが)、テーマが今回の小渕治療問題にどんぴしゃの脳卒中学会第25回総会が開かれる。4月27日、28日の京王プラザホテルだ。ここに順天堂は人を出すまい。だって、脳血管障害の専門家の教授はいないのだ。また、ここで行なわれるシンポジウムの一つが、さらにアマリにどんぴしゃの血栓溶解療法についてなのだ。このWebページでも紹介している、このテーマにおける最先端の研究者で治療者(これが少ないのだ、日本には)の愛媛大学の植田敏浩氏も発表する。植田博士の発表も当然、小渕問題を意識せざるを得ないだろう。事情と体調がゆるせば、私も傍聴したいものだ。

 ここには日本の脳血管障害の専門家が結集する。時期が時期だ。全体に脳梗塞の急性期治療が、また小渕問題が話題の中心にならざるを得まい。だって、一部には今回の治療ミス?で、血栓溶解または塞栓溶解が全体として危険だとの誤解が生まれはしないかとの危惧も出てきているからだ。これは、真面目に溶解療法に取り組む研究者・治療者にはまことに迷惑な話であることは言うまでもなかろう。逆に、日本では、この療法をきちんと行なえることを含む脳卒中研究治療センターの設立が急務なのだ。余談だが、私は来る総選挙には、この政策を公約の一つにして戦うつもりだ。

 順天堂は、民主党の医師証人喚問を、政府のアシストまたは指導で逃げたようだ。しかし、この学会の専門家の目は最終的には逃げ切れないと知っておかねばなるまい。医学界の一部には、ここまで医療実態を隠すのは、小渕が自殺だったからではないかとまでの説も出ているそうな。そのくらい理解不能だ、ということらしい。さあ、どうする?

4/25 01:00


山口洋教授、きわめて立派。こりゃダメなのは、別の奴らだ

 順天堂大学医学部名誉教授山口洋教授は、きわめてまともにして立派な人物だった。

 18日の衆議院議員会館で開かれたシンポジウムで、教授は「脳死は人の死か」については、まだ疑問があるとして、議員立法という一見民主主義的に見えて、実はきわめて有無を言わせぬ強制的な手段で臓器移植法を立法化したことは、きわめて残酷で恐ろしいこと(機能しているままの心臓、肝臓、腎臓等生命体を支えている重要な内臓を摘出)してよろしいとするものである、と批判した。そこには本来、刑法上の整備だって必要だったはずなのに、そこもごまかした蛮行であるとも批判した。家族による是認とは、親族の突然の危機に動揺し、苦悩する異常な精神状態の中で、(功名心に燃えた医師団により)普通は実態を知らされることなく説得され、行なわれるものだと批判したのである。これは実は、私が臓器移植法に反対した理由とまったく同じだ。だからと言うわけではない。教授の意見はすべてまともだった。

 そして、教授は小渕問題についてもぶら下がった記者に正面から、「逃げず」に答えている。「私は、4月1日に浦安病院院長に転任した。小渕さんは私の患者だったのは事実だが、今回はタッチしていない」と答えている。記者には医療知識がなく、それだけでおしまいだったようだが、記者はこの人なら情報隠匿はしないと感じたと言う。私も、教授の話しを聞いて、そういう人物だという印象を強く受ける。となると、小渕医療に関する情報秘匿・隠匿は集団としての順天堂大学の問題なのだ。

 そして、話はここで一気に逆転して、この山口教授がもともと専門外とはいえ、今回の治療団から外れてしまったことが、今回のミス?なり、その後の情報秘匿の原因だったということになるのではないか。小渕は不幸だったのである。

04/20


山口洋教授、国会に、えっ

 本Webページで話題の山口教授がなんと国会にやってきた。「今改めて脳死と臓器移植を問う」シンポのスピーカーだった。驚いた。医療実態を追及しているはずの民主党議員の主催だ。これも驚いた。医療倫理を語っていた(らしい)、もひとつこれにも驚いた。私は、疲れていけなかったが、いったい、どうなっているのだ。医療倫理を語る前に、小渕病状を語りなさい。

 こりゃ要するに、小渕はドナーカードを持っているらしいが、森には臓器移植しないということなのか。自分が復帰したのにそういうのもなんだが、国会はまことに伏魔殿だ。それにしても生き残った左脳が冴え渡り、めったなことでは驚かないこの私を驚かせたことであった。

4/18


今、改めて順天堂医院に質すべきこと

…小渕前首相が倒れてからもう二週間たった。このWebページがリードした部分もあったが、医療実態の問題はさまざまに突っ込まれている。13日にこのコラムで指摘したように、順天堂は次第にじりじりしてきているようだ。内部批判も出かけてきているからだ。また、官邸もこのままごまかしていけるとは思えなくなってきたようだ。つまりは、この問題は第二段階に入ったのだ。月曜から火曜に出る週刊誌は軒並み、順天堂医療の疑問を突くことになる。だが、次に必要になるのは順天堂と官邸が図って出すところの「公式見解」への対応だ。それをここに示す。

機会のあるジャーナリストは以下を突いてもらいたい。勿論、私も、自分のツールを使ってここを調査する。

  1. 最初にCTは本当に使ったのか。使わなかった場合、実は特定の条件(超専門的なるから内容は省く‥そのうちにこのWebサイトの闘病記コーナーで「脳梗塞情報特集」をするからそこで‥)があればそれでもよいが、その使わなかった理由を問う。CT問題は、実はいまや少々形式的な質問になりかかっている。なぜなら、10日に青木官房長官が国会答弁で替えたとき出した「事実」として、二度とったCTの最初が多分、担ぎ込まれた時で、そこでは何もなかったのに、次におおきく変化があって驚いたというものがあったからだ。CTは大雑把なもので、たとえ最初にとったとき「何も見えなくても」楽観はゆるされない。よって、この質問は、事実報告がいい加減であるという点に収斂されるものだ。
  1. 血栓溶解(本当は塞栓溶解だっただろう)が失敗したはずだから、意識は2日未明までにはなくなっていたはずだが、2日午後7時青木官房長官と「話が出来た」だろうと納得させられる「資料」を提示してもらいたい。だいたい、二度目のCTとはいつ実施されたのか。
  1. 血栓溶解だろうと、塞栓溶解だろうと、「危険度の高い」治療だ。夫人や側近、官邸にインフォームすべきだがしなかったのではないか。
  1. 以降、人工呼吸器使用、昇圧剤使用ということだと、気の毒だ(私は本当に気の毒だと思っている‥ホントだ。読売新聞12日夕刊で送った家族へのエールは本気だ)が、無理やり生かしているという状態ではないのか。手が動くことは、単なる反応としての場合でもあることだ。そこらについての医師団の公式見解を問いたい。
  1. 今後、人工呼吸器等を、自公内閣に都合の良い時期 (たとえば、選挙公示前)に外すのではないかという「疑惑」や「読み」が出てきているが、医師団はどういう根拠を持ってそういう (つまり、呼吸器など生命維持装置を外す)判断をするつもりか、問いたい。‥私個人は、たとえ「植物」的と言われる状態になっても、希望は捨てるべきではないと考えている‥これも本気だ‥けれども、野中ー森内閣は、小渕の「死」を最大限利用する構えではないか。今、投票日の候補に上がっている6月25日はなんと、小渕恵三の誕生日なのだ。ここに投票日を持って来て、そこに一番近くて効果的な日に小渕前総理の人工呼吸器を「泣く泣く」外すという筋書きがあると言われている。こうなると、その死は完全に人工の死だ。こういうとき、医師団は、政治から中立でいられるのか。

…ここで九州の医師からメールが入った。当然の疑問なので紹介し、しかしはっきりコメントしておくことにする。

私は臨床経験10年を越える医師ですが、人工呼吸器等を外せば必ず死亡するとわかっている状況で、人工呼吸器を外すということは、その患者が臓器移植のドナーでない限り、(注:小渕はドナーカードを持っている。さあ、どうする?)絶対にありえません。国の最高権力者からの要請であっても、順天堂の医師達が、恣意的に「人工呼吸器を外す」ことはないと信じます。これはすべての医師に普遍的な感覚です。

今後の見通しですが、いかに濃厚な治療を続けても、心臓が弱ってしまって昇圧剤に反応しなくなったら、人工心肺でも使わない限り、小渕さんの生存状態を維持することはできません。従って、小渕さんの死亡日を政権に都合のよいように先延ばしすることはできないだろうと思います。

実際に「人工呼吸器を外す」のは、昇圧剤を大量に投与しても血圧が上がらなくなり、それからしばらくして心臓が停止してしまい、強心剤をいくら投与しても心拍の再開が得られないことが確認された時、つまり「本当に小渕さんが死亡した時」、以外にありえないと信じます。

なお私は順天堂に対して中立の立場です。

そうだと思う。正しいと思う。普通なら。しかし、先生。われわれは、普通の時には絶対にしないことを、心でまずいと知りながらプレッシャーの元では簡単に特例を作って破ってしまうヒトがいかに多いかをヨーク見てきている。だから、絶対にありえないというのはいかに残念でも、ウソである。今回、既に、病状を公式発表しないこと自体が異常だし、医師たちだって都立広尾病院の例でも分かるように簡単に仲間は守るが社会の常識は守らないケースがあったばかりではないか。また、自民党の権力者は、こんな程度の良識を打破するプロである。特に自公連立・野中と来れば先生の常識が通って欲しいが、そこは警戒しておくことが「良識」なのである。ヒトは、いかなる情況でも、正しいと思えることを通せるか、これは永遠のテーマである。よってやはり要注意なのである。一緒に良く見ていてください。       -以下、6番へ続く-

  1. 現在は神経内科、脳外科の医師も加わってチームを作っているようだが、最初はいなかったのではないか。そして、世の疑問の声が高まってから入れたのではないか。ここをきちんと答えてもらいたい。以上である。

 しかしだな。166日ぶりに復帰した国会の狭いエレベータ内で、私はバッタリ青木官房長官と一緒になってしまった。「テレビで拝見しました」と言われて思わず、小渕個人への激励の言葉を口にしてしまった。わが秘書は、びっくりしておった。だって、実はよく知っているんだ、青木長官は個人としては。こういうことはあかんと言えばアカン。甘いといえば甘い。日本人の限界といえば限界。青木長官にこのWebページをみいとは言えんかった。今度、言っとく。

 …若干、状況を追加すると、SPさえも二人のあいだに割り込めない狭さ。私は、読売でも言ったように「手をさすってやりなさい」というこのWebページでも述べている脳活性化法まで、つい、話してしまった。つい、である。青木は、真面目に聞き込んでいた。あれは絶対真面目。気づくと周囲は官房長官を守っての自民議員ばかり、青木と私が過去に付き合いのあったことを知らない議員たちの雰囲気は、?と奇妙なものになり、気づいた私も黙る。脳活性化法もこのWebページの別項目だし、Webページを見ろとはまたも言えないものね。そこでエレベーターが止まり、青木は丁寧に会釈して少しばかりの感情の余韻を残して降りていった。私も儀礼で会釈する。このとき、陰から私の右手を強く握りしめたあと、無言で去る者があった。誰かと見ると元副総理三塚博が目をこちらに合わせないように去っていくではないか。彼もまた、森オフサイド政権の成立については無念の思いがあろう。これ、まったく脚色なしの情景。こういうのって、やはり「ニホンの情景」なんだろうね。ダメだな、これだから。最後は自民が勝ったりするんだな、と反省打破!

───04/15 16:28&16 06:15


各方面から高まる批判、疑問の声に順天堂医院は焦り始めたこのままでは、順天堂から、患者が逃げ出しかねないらしい。だから彼らは、むしろ公式に発表したいと思い始めている模様だ‥13日午前までの情報
だってそうだろう。このまま、われわれの疑問に答えなければ、順天堂医院はただの「どじ」になってしまう。いずれにせよ、塞栓溶解は危険度が高いことは事実なのだ。失敗は常にありえたのだ。一般的に言って、失敗があったとしてもそれ自体はあり得ることではないか。批判されているのは、ここまでの秘密主義なのだ。

  山口教授も、直前(4月1日)に別病院(浦安)に転勤になっているとの情報もある。では、いったい、誰が実際に責任を持ったのかも問題になる。山口教授の臨時代理問題だ。1日の転勤だからやはり実質主治医は山口氏だったとの情報も多い。何にせよ、ここで順天堂は真摯に答えなければいけない。そして、言っておくが、官邸との口裏あわせなんかはどうせばれるから、言い分があれば本当のことを言いなさい。でないと、一方的に評判を落とすだけだ.

 で、順天堂のこの動きを抑えているのが、森内閣成立に向かって暗躍した連中だ。森がオフサイド政権であることが分かってしまっては困るから…。そして、この連中は、小渕の『死』を自分たちに徹底的に利用(悪用?)しようとしている。それが、小渕の誕生日6月25日を投票日にするという案なのだ。何という汚い…。これは、もう自民党・森オフサイド内閣に鉄槌を下すため、森─野中自民党を大敗させるしかあるまい。

4・13夕


6日、森内閣が誕生した。7日にはまるで中味のない所信表明演説を行なった。中味については良い、どうでも。誰でも、森の背後は野中、その権力の基盤は公明党・創価学会だと知っているからだ。中味のない森は、ちょうど良いあやつり人形になるだろう。解散権は、公明党が握ったようなものだ(自民党中堅幹部)。で、公明がサミット前でも可、とOKを出しそうだというのが7日夜までの状況だ。

 そこで、8日朝刊は、6月18日投票をうっている。これが、まさしく創価学会の都合。なぜなら、時期は梅雨で、非自民の無党派層の投票率が下がる。学会団体票の比重が高まる。敵の非自民・栗本慎一郎は、小渕が死んだ病の脳梗塞から奇跡的に復帰してきても、梅雨では体調不良が見込める。キタネえ読みだぞ。

 森内閣誕生のきっかけになった、小渕内閣総辞職は、しかし、法的に無効なのではないか(執筆者はもと法学部教授、つまり私)。なぜなら、2日夜7時に青木官房長官が病室の小渕に会って、口頭で臨時代理総理の任命を受けたと言っているが、これには誰も目撃者がいないのだ。そして、昨日今日出ている医療ミスへの疑問がある。このWebページでも刻々追いかけているが、全国の医師から疑問・批判噴出なのだ。2日午後7時に小渕は本当に話ができたか、全世界に向かって堂々と言えまい。

 で、私も当初の判断を覆さざるを得ない。つまり、2日午後7時には小渕は意識不明だった。意識不明なのに、どうして青木君に臨時代理を頼むよだなんて言えるんだ。意識は本当はなかったのではないか。それも、適宜時期を見計らってそうしてくれと言ったことになっている。そんなことは言えなかったはずだ。

「検査の結果によっては」という語るに落ちるウソ
 そもそも小渕が言ったと、青木が紹介した言葉がおかしい。「有珠山対策など一刻もゆるがせにできないので、検査の結果によっては青木官房長官が臨時代理の任に当たるように」と指示を受けた、と青木は言っている。しかし、私も患者だったが、検査の結果なら、自分より先に青木が聞くとは想定しない。検査中に意識を失って元に戻らないかもしれないなんて想定するわけはない。先ず自分でも判断が下せると思うものではないか。それでも、ここで小渕が「私が意識がなくなったら」とか、「万一のことがあったら」とか言ったというならまだしも分かる。でも、まだしもであって、本当はそれも無理だ。たとえば、私はこのWebページでの闘病記中、私の脳の中からマラカスのような音がしているのに恐怖を抱えたまま、眠り込んでしまうという状況があったことを述べたが、そういうときなら、誰かを呼んで「自分に万一のことがあったら」と頼むかもしれない。そして青木が言ったような言い方しかしないはずだ。

 だからである。誰が、いったい、「検査の結果によっては」なんて自分の先を読んだ言い方をするというのだ。まるで、青木が去ってしばらくして自分の容態が悪化し、集中治療室にかつぎ込まれて、そのまま意識を失うことを予測しているかのようだ。これは、勿論、予測していたのではない。後から、青木その他が作り出したたウソだからだ。小渕は気の毒にもその時既に昏睡していたことが真実だろう。青木という人は個人的には朴訥な、かつ常識を持つ「いい人」だ。医師の検査というものに素朴な尊敬を持つあまり、ついウソをつくとき、検査の結果と、万一の場合とをごちゃごちゃにしたのだ。でも、その本人だって、もし小渕や私のような患者の立場に立ったら、「検査の結果によっては」なんて言いはしないはずだ。検査の結果だけなら自分でも分かるからだ。だから、この青木によるブリーフィングは、語るに落ちたウソである。ウソをついている図っていう証拠である。野党はしっかりそこを突きなさい。

 午前1時に順天堂医院にかつぎ込まれた小渕は、まだ意識もあり、口も利けた。そうだろう。中程度(せいぜい!)の右脳の脳梗塞だったから。中程度とは私のそれと同じだ。ただ、梗塞の起きた場所が問題で、私の場合、かなり危険な場所だったから、医師に心配をかけたのだが、小渕前総理の場合、そうでない可能性のほうが高かったろう。つまり、総理職の継続は無理でも、私程度には復活できたはずだった。そしてホントは私より軽かったのではないか。

 ところが、医師団は先ず状態を大雑把に捉えるのにより適しているCT(コンピュータ断層撮影)をとらずに、いきなりMRI(磁気共鳴画像)をやった(らしい)。MRIでは、超直後には脳のどこをやられたか分かりにくい。CTでも似たものだと言えばそれまでだが、それをやらなかったというのは理解できない。こちらの調査では、どうも担ぎ込まれてから17―18時間後以降にCTを撮ったらしい(と言うのも、医師団が露骨に逃げているから、らしいになる)。これも非常識だ。

 とにかく、そのMRIによって中程度の脳梗塞だとなった。そこに血栓があったから、血栓溶解剤を使ったというのだ。これが安易だ。血栓溶解は、年令とか、健康でないサイドの血流の40パーセント以上維持されているかとか、様々なチェックの後行なわれる。なぜなら、血栓の溶解が他の血管を壊す危険性がものすごくあるからだ。

 で、とにかく日本には脳卒中治療センターのようなものがなさ過ぎる。早急に整備すべきだ。血栓溶解もそうすれば、問題はない。これが、実はもう一つの問題だったのだ。これだけ重大な病気なのに。

 中程度の脳梗塞で脳死になる(またはなりそうだ)という状況は、先ず絶対に生まれないものだ。これ、常識。医師たちは、よほどのことでも他の医師の医療の批判をしない。どこかで、自分も危ないかもしれないとの危惧を普通は持つし、一般的にって医療態勢の問題もあるからだ。だが、今回は、表現に気を使っているものが多いにしても、ほとんどが順天堂医院を糾弾しているかに見える。このWebページのリンク集にある医療サイトを参照せよ――そこにどうも順天堂側からの書き込みがきているのも、今回の医療事件のおかしさを示すようだ。

 で、何よりも、血のつまりには血栓と塞栓があって、心臓から送られてくるのはしばしば塞栓であって、今回の場合、塞栓だと疑うのが自然だ。ところが、塞栓の場合、血栓溶解剤はタブーということになっている。塞栓症では血栓溶解剤は禁忌で、使うと出血性梗塞を起こしやすいことに常識だ(が、最新のノウハウに基づき、細心にやれば良いことは良いらしい…脳卒中の治療最前線http://www.ne.jp/asahi/ueda/stroke/ここに血栓溶解の解説もあり)。それをあっさりやっちまったとすると「読売新聞」5日朝刊が「血塊とかす薬・賭けた医師団」というコラムで書くのとはまったく違って、ぜったいに大間違いの可能性が高い。このドジは、勿論、単純な診断ミスがもとである。

青木、 突然すべての発言を変更――10日に
 「朝日」11日朝刊に出ているけれど、青木官房長官は、10日衆院本会議答弁で、CTについてと小渕の言葉を入れ替えた――私はこの時間もやむを得ずリハビリ でその言葉を聞き漏らした――。いかん。しかし、これでわがWebページを官邸が気にしているらしいこともはっきりしたような。
  1. CTは二度撮った。一度目には何の変化もなく(これは昔のものではなかったでしょうなあ)、その後、時間が経過したあとのものは、素人目にも分かるほど変化していた。
  2. それでも小渕は青木に、「万事よろしく頼む」と言った。そうしたら、青木は自分を臨時代理総理に指名されたと言い出し、遺産を全部、盗ってしまった。

 ということである。突然、CTが二度も行われたことになったのだ。こんなことをいったい、誰が信用するというのだ。とにかく、医師団、公の場に姿を現せ。

4/11/06:27

だまされた読売(5日水朝刊)――明らかなウソ、伝えさせられる

 読売は医師団が危険は一応知りつつ、ハイリスク・ハイリターンを狙ったと書かされている(これはリークしてもらってお礼に書いたか、だまされたかだ)。多分、人の良い記者がだまされたのだろう。だって、誰がどう考えても、ハイリスク・ローリターンが予想できたはずだからだ。

 さらにこの読売の記事には、明らかにリークに基づいてるなとバレバレになる一項目がある。「使用する薬は最近一部で使い始めたtPAが効きがいいとされるが、脳梗塞での使用を国が認可しておらず、「国が認めていないのに、首相に使えるわけがない」と、別の薬になった」という一節である。記者さん、これは完全にリークに踊らされて書いたよね。これは明らかな嘘であり、順天堂側の自己弁護の記である。なぜなら、tPAは脳梗塞に使って注入しても一向に構わない、ただ、保険の適用がないだけというのが「事実」だからだ。つまり、これを取材して書いた記者なら逆に分かるだろう。ここらで既に医師団側は、知識のない者(それがほとんどだ)を対象に、自己合理化のリーク作戦を開始しているのである。

 首相を危篤に追いやっておいて、記者会見もせずにリークでエセ世論をつくろうなんてふざけている。

 読売よ。今度はそこを追いたまえ。記者諸兄姉、わがWebページのリンク集医療部門をチェックのこと。

臨時代理総理、臨時代理不可能

 かくて、2日午後7時には小渕前総理は既にひどい脳内出血により意識混濁ではなかったか。だから、青木が臨時代理総理になったというのは、法的根拠が崩れるのではないか。そのもとに集められた閣僚の辞任願いはそこでは処理できないのではないか。

 だから、それを受けて「成立した」森内閣は、ラグビーで言えば、ボールがパスされた時既にデッドになっているボールだった。まず小渕から青木へが、反則のスローフォワードだ。そして、そのパスを受けた森の位置は完全にオフサイドの位置だった。

 なぜなら、森は、総裁選で次点でも次々点でもなかった男だ。総裁選を争ったのは、加藤であり、山崎であった。この意味でオンサイドなのは、加藤、山崎である。森はオフサイドだ。しかし、その森を押したのは、自公連立のキイ、公明党であった。かつて新進党でやっていたように、公明党は多数党が割れている時、鉄の団結を持ってある一方を支持することによって勝たせ、そこで思うままの権力を握ろうとする。これが常套手段なのだ。新進党の時は、小沢一郎がなんだかんだと言って、結局はどこかで公明をチェックする構えもなくはなかった。だが、森内閣の自民党は、もはやずるずるの公明主導内閣になったのである。

 国民は、森にオフサイドを宣し、アメフト並みの罰退を要求せねばならない。

 一方、株価はこのところ2万円台が維持されている。あとは公明党のOK次第で解散という構造になったことは、既にあちこちに書いた。だって、ここに来てサミット自体が森には重荷だ。公明もそうである。だからここで、公明OKである。ただし、いろいろ言いますよとといういつも以上の注文だ。反自公連立派への嫌がらせ、締め付けが予想される。いよいよファシズムへの道だ。04/08/8:37

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医療ミス?による危篤の疑いはないのか。

意外な医師団判明・単純どじの疑問 04/07/10:02

 緊急報04/04/15:31 ここで4日午前の動きから見て、小渕総理は午前中に「死亡」?かの疑問が生まれている。自民ほかの連立幹部の行動が決めうちによって動く感じになっている。午後の官房長官記者会見に注目!だから、せこい話で恐縮だが、ここで誰かが小渕関係株?を空売りすると儲かるのよ。また、日本経済全体にも若干の誰かにとって必要な手当てもあるわけだろう

死亡?説の根拠…いまのところ、5日朝になってもまだ死んでいないとの報道。ところがマスコミには「4日午前10時57分に死亡」説がいったん流れた。これは発信源の基本は連立幹部である。謀略情報であったのかどうかは不明。ここで、もし死んでいるなら、なぜ隠す必要があるのかとの疑問が出されるだろう。答えは簡単。ある。死亡の場合、同情論は燃え上がるが、それは昏睡・危篤とくらべて何倍にも増えるものではない。他方、もっと選挙直前に、「ついに絶命」ということになれば、同情論再噴火となる。

 この場合、自公は新総理へのご祝儀相場と小渕同情相場の二度受けとを享受出来る。株式相場は、実際の死と重体による退陣ではまったく違う反応となろう。誰かが空売り相場を作り出せるわけだ。04/04/05/7:20am

***ここらを総合して「週刊現代」Web版http://kodansha.cplaza.ne.jp/に私が登場して、解説。動画で私の美しい?顔つき付きだ。 ホントはもっとこわいこと言ってるけれど、編集部も私も日和ってこのくらいに調整…収録は4日午前11時近く。‥さらに最新の医学情報は、下のコーナー末尾にある。なお、私は森と親交はないぞ。あんな、しょもない…。

 小渕総理が病院にかつぎこまれてから何が起きたか。この後しばらく、危機管理問題を含めて大きな問題になるだろう。

既にニッカンゲンダイ・04・07号は「小渕治療重大疑問」を打っておる。正しいが、もっと突っ込みたい!。

小渕前首相の治療法に重大疑問 ニッカンゲンダイ・04・07号

・・脳梗塞で死線をさまよっている小渕前首相だが、順天堂医院の治療について、医療関係者の間から疑問の声が出ている。ズバリ、医師団が向う見ずな賭けに出て、その結果、容体を激変させてしまったのではないか、というのである。・・

では、首相の順天堂医院の主治医たちは誰なのか.新たな疑問

 同医院循環器内科の久岡秀彦講師。彼は総理の健康管理のために公邸に出入りしていたほか、総理自身が定期的に健康診断をうけていた。
 同医院循環器内科の山口洋教授。実質的な主治医.これが意外な男だ。かって虎ノ門病院の循環器科部長だった時に、心筋梗塞で急死した大平正芳元総理の主治医をつとめていた。すると、山口教授という人は、なんと一国の宰相を二人も危篤というかたちで治療したことになる。そして二人とも逝かせれば、これは稀有の経験者だ。二人とも救えなければ、これは、決して名誉な記録ではない。どうしようもない結末だったなら、それはそうと分かるよう世に報告する義務がある。・・ここで、7日夜まで名前を掲載しておいた真田祥一医師とは、勿論学外の人間で、むしろこの医療に疑問を呈した側の人だった。某記者の情報に基づいたのだが、真田医師にはまことに失礼した。ここにお詫びする。これもなぜ?の疑念は、はっきり専門家から提示されているのだ。たとえば、

  1. CTはいつやったのですか。
    最初にやらなかったらしいが、それは非常識。その理由をちゃんと説明できるのですか 
  2. 緊急医療チームはいつ編成され、そこに脳神経外科の医師もいたのでしょうね。
  3. 奥さんや側近の秘書など家族への通知は、危険がありうるという可能性も含めてきちんとなされたのでしょうね。

ETC.

 上の方々、及び順天堂医院は下手な憶測をさせないためにも、またこれからの小渕氏の回復のため、みんなの知恵を集めるためにも、きちんと会見して経過を明らかにすべきだろう。ちゃんと答えられるんですよね。でないと、人の命を無知から? 無責任に扱ったと批判されますよ。日本の医療レベルを世界から馬鹿にされますよ。責任を持って、みなの前に出てきなさい。04/07/10:02&22:13修

******

 既報の通り、もし2日午後7時に青木官房長官が面会した時、言葉がしゃべれる状態でなかったとすると、現臨時代理総理の権限の法的根拠が崩れる。つまり、日本は今、諸般の国家行為の最高責任者がいない状態だということになってしまう。人が病に倒れた時、そういうことを問題にするのはいかんという日本的な反応がある。だが、ここで北朝鮮のミサイルでも飛んできたら、日本のとる国際的対応等も国際的に法的根拠がないぞということになってしまいかねない。これは、病人をいたわるとかいたわらないとかの問題ではないのだ。

 しかし、報じられていること、探ったことを総合して、4日朝現在、医療プロセスに重大な疑問が生まれている。先ず、まとめておくと、経過はおそらくこうだろう。

  1. 小渕氏は担ぎ込まれた時、まだ意識はあった。すぐCTやMRI検査をしてその画像ではわからないという程度の、つまり、超重症ではない脳梗塞の可能性と見られた。よって、周囲はとりあえず、くさいものに蓋くらいの対応とした。医師も反対しなかった。ところで、ここでCTはホントにやったんかという疑問もある。
  1. その後、どうも状態が緩やかながら進行しているように見えたので、青木氏との会見後、心臓に起因する塞栓(心原性塞栓)を溶かして流し去ろうという血栓溶解療法を行なった。これが、午後7時半以降である。この療法は、血栓溶解剤と、カテーテルによる押し流しを基本とするが、素人でも分かるようにとても難しい作業である。カテーテルを入れるのは手術と言っても良い。
  2. これで血栓は流されたが、同時に周辺の血管を破ってしまったのではないか。よってそこの段階で改めて血が脳内に流れ出し、結果として脳幹に至るような「昏睡」とか「意識不明」とかの状態になったのではないか。

…多分、そうだろう。よって、証明は出来ないにしても青木臨時代理総理は有効な臨時代理である‥それでも、誰も証明できない‥私のところには、そこで小渕氏は宮崎学とか栗本慎一郎を臨時代理にと言ったと伝わってきている(わけはないだろ)。

 すると、ここで、

  1. 最初の医師団の判断が甘かったのではないか、あるいは十分に危険を官邸要人に伝えるべきだと思わせる告知がなかったのではないか、という疑問が生まれる。
  2. そして、小渕氏の過去からの主治医は心臓の専門家である。彼らひょっとしてそのまま、超難度の血栓溶解療法に取り組んだということはないのか。つまり、法的には問題はないが、「専門家ではない医師が対応して」重篤な状態に至らしめたのではないかという疑問が生まれる。

‥だいたい、日本の要人は、世界の要人である。世界の要人で、こんな情報が隠された形で容態を急変させるというのは問題がありすぎはしないか。昭和天皇陛下でさえ、医師団は常に記者会見を開いていたのである。この情報秘匿が官房長官を中心に行なわれていたなら官房長官が、順天堂の判断なら順天堂がきちんと釈明をせねばならない。つまり、大きな意味での医療ミスが小渕をのっぴきならない状態に追い込んだのではないか、という疑いが生じる。04/04/9:56


このの疑問について、信頼すべき専門家のコメントがあるので、掲載する。このサイトでリンクしている脳の専門家のチャットBBS“http://www.tcup1.com/146/ranmu.html”である。ドクター乱夢は、某国立医大の専門家で、私が5月に上梓しようとしている、闘病記兼脳の真実みたいな本の医学監修者でもある。

栗本慎一郎教授殿:おひさしぶりです。

しばらくご無沙汰してしまいました。理由はほぼお分かりかと思います。小渕氏倒れ、解散が早まるかとの分析をしているところですから‥。私のWebページにもアップ(刻々)しているのですが、小渕氏はもはや実質的には脳死ではないか、と思っています。血栓溶解療法を、循環器の専門医が執行したことに問題はないでしょうか?

乱夢:脳波が検出されているとのことですので、まだ脳死ではないのでしょう。右大脳半球の中等度の梗塞で出血を伴っているそうですから、まだ、左大脳半球は生存しているはずです。脳ヘルニアによる脳幹障害で対光反射があるのか、瞳孔が散大していないか、人形の目現象が見られるのかなどの所見が重要です。脳浮腫は抗浮腫剤の投与でかなり軽減すると思われますが、脳幹の圧迫による二次的出血があると予後が不良となります。

  1. 小渕氏は担ぎ込まれた時、まだ意識はあった。すぐCTやMRI検査をしてその画像ではわからないという程度の、つまり、超重症ではない脳梗塞の可能性と見られた。よって、周囲はとりあえず、くさいものに蓋くらいの対応とした。医師も反対しなかった。

乱夢:初期の3時間以内にどういう検査と治療を行ったかが、問題です。MRI以外の検査を行ったのか。 頸部エコー検査、CT、SPECTなどの検査と治療として、血栓溶解剤の投与をどの時期にどの方法で行ったのかが問題です。医学的興味から、是非知りたいものです。真夜中であり、教授を始めとするスタッフがかけつけたのでしょうか?

  1. その後、どうも状態が緩やかながら進行しているように見えたので、青木氏との会見後、心 臓に起因する塞栓(心原成塞栓)を溶かして流し去ろうという血栓溶解療法を行なった。これが、午後7時半以降である。この療法は、血栓溶解剤と、カテーテルによる押し流しを基本とするが、素人でも分かるようにとても難しい作業である。カテーテルを入れるのは手術と言っても良い。

乱夢:血栓溶解療法をこの時刻(午後7時半以降)に行ったとは、常識的には考えられません。血栓溶解療法の説明で述べたごとく、3時間以内に始めないと出血の危険性が増すので、禁忌なのです。

  1. これで血栓は流されたが、同時に周辺の血管を破ってしまったのではないか。よってそこの段階で改めて血が脳内に流れ出し、結果として脳幹に至るような「昏睡」とか「意識不明」とかの状態になったのではないか。

乱夢:カテーテル治療のミスによる出血の可能性はありうるが、ベテランがやっていると思うので、そんなことはなかったと願っている。

すると、ここで、

  1. 最初の医師団の判断が甘かったのではないか、あるいは十分に危険を官邸要人に伝えるべきだと思わせる告知がなかったのではないか、という疑問が生まれる。

乱夢:これはありうることですね。でも、最悪の事態を想定して医者は対処していく場合が普通ですけど。

  1. そして、小渕氏の過去からの主治医は心臓の専門家である。彼らひょっとしてそのまま、超難度の血栓溶解療法に取り組んだということはないのか。つまり、法的には問題はないが、「専門家ではない医師が対応して」重篤な状態に至らしめたのではないかという疑問が生まれる。

乱夢:脳外科医、神経内科医、循環器科医の3者が協議して、治療にあたっていると思うので、そんなことはないと思うが。

‥だいたい、日本の要人は、世界の要人である。世界の要人で、こんな情報が隠された形で容態を急変させるというのは問題がありすぎはしないか。昭和天皇陛下でさえ、医師団は常に記者会見を開いていたのである。この情報秘匿が官房長官を中心に行なわれていたなら官房長官が、順天堂の判断なら順天堂がきちんと釈明をせねばならない。つまり、大きな意味での医療ミスが小渕をのっぴきならない状態に追い込んだのではないか、という疑いが生じる。

乱夢:記者会見をして欲しいですね。公人ですからね。医療ミスとは、きつい表現ですが、どのような状態でどのように治療したかを知りたいですね。

   04/05/10:44am

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小渕脳出血危篤!?

 これまで朝8時45分に小渕は脳梗塞と明確に書いて以降、取材と独自の情報に基づいて常に一歩リードしつつ「更新」してきたが、これからは、それまでの記述を残しつつ新稿をアップしていくことにした。

 夕方までには、それまで有利だった河野ではなく、森で解散・選挙をさせる、小渕に対する同情を自自公に対してもらう、という方針を固めた。乗り気でなかった亀井の同意も勝ち取った。最大の理由は、小渕の病状がどうしようもなく重篤だということがわかってきたからである。

 そういう情報の走りは永田町では早い。公明党が、野中のバックアップが強い森が良いとの反応を示したことも大きい。公明の影響力は余計強化されたからである。一方、当然ながら小渕はもはや実質「脳死状態」である。要するに、「小渕はもう死んでいる」可能性すらある。

 少なくとも言えることは、小渕は担ぎこまれたあとも、病状が進行し、もはや右脳だ左脳だのレベルをはるかに超して、脳幹の壊死にまで進行しかけているということである。これは、もはや重体でもない。危篤である。脳梗塞ではない。より重い脳出血である。

 おそらく、若干の推測も加わるが、担ぎ込まれたときから意識はなかったと見るべきではなかろうか。となると、2日午後7時に青木官房長官が直接、小渕総理から口頭で任命を受けたという内閣総理大臣臨時代理職の正当性が問題となる。すでにTBSで筑紫哲也はそこを問題としているではないか。

 ともあれ、次は森で決まった。実はこれは最初の大本命だった。ただ途中で、河野に振り子が行っただけだ。さて、それで自民は選挙を早期にの構えを取るが、実際にそうできるか、森で有利に戦えるかということのなると、まだ問題が残る。森のほうが河野より、いかにも自自公だから野党にとって戦いやすいという声もすでに上がっているからだ。

04.04.00・00:17

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小渕脳梗塞!? デブ森登板か?

森デブ短ノックオン内閣へ

 ここで4月2日、早朝1時、小渕が倒れて入院のニュースが入った。1日だとエイプリルフールになってしまうから、一時間だけ2日に入ったのだ。倒れ方、手足にしびれありとの極秘情報、特別の情報筋からの情報を総合して、これは脳梗塞だ。そして、中程度以上のもの、つまり軽くない。意識があっても、月曜、火曜までは症状が深刻化して、その後もただちに政界復帰などとんでもないというものだろう。右脳をやられたのではと想像(ここは完全に確認出来ず)されるが、それでも舌、声帯の麻痺から言語不自由になるだろう。いったん意識不明に陥ったとの情報(朝日)があり、それだと、2日午後7時、青木官房長官と言葉を交わしたというのも、専門的に見ると怪しい。青木臨時代理総理は、サミット前に交代となる。

 これが小渕派において後継者を作っていなかったため、大混乱である。ただちに陰で手を上げたのが森だ。国民に人気の小泉を盾にして、次は亀井だとのヤグラ構えでどうだとの説だ。小泉の人気とやらは、しかし、本当は何もしない男という評価がひろがりつつあるのと、ポーズとしての民主へのすりよりに対する党内反発から、せいぜい、挙党一致内閣といった程度の自民党都合だけの看板での大臣登用くらいっかない。また、これでますます公然たる力を持つことになる公明党と背後の池田大作さんのお覚えがよくない。いずれにしてもキイは亀井が握る

 よって、亀井の支持を条件にグリ森ならぬデブ森登場ありなのだ。だが、亀井は手を上げた森とは旧三塚派でのライバル。森ではなく、無難の河野に軍パイが行きそうだ。森には、小渕派からも野中にしきられすぎるとの反発もある。とにかく無難ってことで河野もあり。森のメリットは、「倒れない」という一点に尽きる。デメリットは、有力派閥の長だから、ここで力をつけられすぎてはかなわんとの思惑が生まれることと、英語がからっきしだということ(なんて冗談、冗談。小渕も駄目だった)。3日午後にかけて、河野の線が急浮上だ。小渕のサミット仕切りはこれで絶望となったし、総選挙も難しい‥ただ、どう出るか分からんよ。

 分析してきたように、小渕は意外な強硬リーダーだったから、政界への影響は大だ。小渕派は、反野中の旧勢力が、それではという台頭を目指しているが、竹下―青木の仕切りで綿貫なんて芽だって出てくるだろう。本来は、村岡だったのだが、反野中を明瞭にしすぎた。04.03.08.45

 出方によっては、加藤の出番の早まりもなくはない。

小渕が死ねば、意外な早期解散が急浮上しうる――そして、死にそうだ。

 3日午後4時の記者会見に臨んだ青木官房長官兼臨時代理総理は、遅れてあたふたと会見場に姿を現し、小渕総理が現在意識がなく昏睡していると発表した。これは、予想通り、重大なことだ。考えられることは、

  1. 昨夜容態が急変して再出血が起こった。あるいは
  2. 一時的に意識が戻ったことがあったかもしれないが、もとから重体だった

のどちらかだ。政府は青木臨時代理総理の法的正当性を主張するために、1の説を固持するしかない。しかし、普通なら2のほうが正しい。そして、 小渕総理は今、重篤というより重体だと理解される。たとえ回復しても大きな後遺症が残るし、はっきり言って、生命が危険なのではなかろうかと思われる節が横溢している。小渕が入院した2日は日曜日。私の闘病記を見てくれれば分かるが、土日は精密検査の機械がしばしば動かない。総理なんだから、緊急に人と機械を動かしただろうが、それだと早晩、症状も外へもれてきてしまうだろう。権力亡者ばかりの永田町では、早くも次狙いの戦闘が始まった。

 先に述べたように、森はその気になったが、それにはこの間の盟友・野中のバックアップがあった。だがそれには、小渕派に反対があるし、亀井も乗らない。結局、サミットの顔になって国民に当たりがやや良い河野洋平に総理総裁をやらして、加藤紘一の目は相変わらず押さえ込んだまま。‥もし小渕がこのまま死に至ったら、自自公連立が遺言だという弔い合戦のシナリオが浮上する。実はおりしも、株価は2万の大台へ十分余裕を持って乗ってきていたのだった。これは小渕が元気だったら…。いまさら遅いよ2万円ということだったが、新総理になると、サミットを立派にやって解散へのご祝儀ということになってくるかもしれない。そして、自由党の分裂、小沢の連立離脱も、中西啓介にまで去られて失意の小沢がトーンダウンして終わり、の読みも出てきた。そんなことでは、阪神大震災でチャンスを失って失意のまま死んだ山花貞夫の二の舞になるが、「小渕を脳梗塞に追いやった小沢」と公明に攻められて終わりだ。小沢も不運なのだ。

 かくて、小渕個人の不幸をもっとも喜んでいるのが、自自公連立側の背後の誰かだということがわかるだろう。でも、森は突然のパスを受けて、そのうちすぐにノックオン、選挙で負けて短命内閣となるであろう。よって命名する「森デブ短ノックオン内閣」。――04/05/17:00

――04.03.18.00


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