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ついに小渕死す

5/15 | 5/14


ホモ・ステータセンス

栗本が語る政治の世界

確認された青木の嘘――苦しい医師団の発表からさまざまな疑問

5/15

 医師団のようやくの記者会見で、政府側の重大な嘘がいくつも、結局、明らかになった。4月2日午後7時、有珠山噴火がどうのこうのとは絶対に言えなかったろうということが一つ、それから、結局血栓溶解は当初から諦めたようだが、発症後、6時間以内なら施行する施設があるのだから、時間だけを理由にするのはおかしい。ここは自分たちの技術レベルを考えたのだろうということだ。

 ただ、それなら、スロンノンという薬には、心原性塞栓には出血の危険が指摘されていることをどう考えたのかの疑問も消えない。どうも、血栓か塞栓かを決めかねたらしい。でも、誰でも普通、心原性塞栓を疑う状況だったはずだが・・・。どちらにせよ、溶解療法は取れたはずというのが正しい。逆に抗凝固剤を使うというと、その種類が問題になるというわけなのだ。

 また、医師団は発症後すぐにはCTを撮らなかったことを認めた。ところが、青木は、国会で途中から「最初に撮ったCTでは」という発言をして自分の発言を換えてきていたではないか。つまり、あれも上塗りのだったということになるわけだ。民主党は、仮にも野党第一党だ。しっかりやってもらいたい。 


ついに小渕死す

5/14

首相官邸 5月14日午後4時過ぎ、ついに小渕恵三前総理大臣が死んだ。集中治療室でいかに血圧を上げても、もうそれに応えられなくなったのだ。それでもさらにその状況を隠して、もう少し「植物状態ででも生かして」おくことは技術的に可能だったろうが、順天堂医院にそうさせなかったのは病院内部の批判勢力(共産党もそれなりの力を持っている)の存在も含めて、これ以上隠す無理はできないという判断だったと思う。個人的には、私の娘でさえ、「気の毒だね」というくらいホントに気の毒であった。(右上は主を失った首相官邸を栗本国会事務所から俯瞰する。今は神の国のたなぼたデブ総理がいるそうな)

 そして、ようやく世界が注目した医師団による記者会見が開かれた。記者の突っ込みが甘く、漠然としたものだったが、問題点は浮き彫りにされた。特に、医学的にはもう結論は出ていること、つまり4月2日午後7時に青木官房長官は小渕から意味のある会話で「頼む」などといってはいないに決まっていることをいかな病院だとて認めざるを得なかったのである。

 これは当然だろう。民主党がまともに訴訟でも起こすなら、先ず「勝てる」はずのものだ。だが、民主党のやる気というのが、いつでも問題になる。あてにはならない。

 で、別の意味で肝心な病状については、やはり、記者の突っ込みも甘くて、さっぱりはっきりしない。新事実も出ないようだし、順天堂は塞栓溶解に怖くて踏み切れなかった、そして、その後あれこれと言い訳してここまで来たというのが真相であることは変わるまい。

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