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コラム


栗本オピニオンレーダー・エッセイ

白川ー新潟県警事件真相

なんだって?日曜深夜の秘書逮捕だあ?3/27・・新真相と新新真相4・17         警察キャリアは「ザケンナよ改革なんて、政治家ども」と逆襲する

さらに本物の大真相o5・07

 全く理解できない本物の真相が、新潟から噴出している。白川秘書(揉み消し依頼は否定したままだ)がどうしたなんてことは、もう問題にならないくらいの警察内部の『揉み消し』事件である。警察内部の幹部が揉み消しをしていた事実が、スケープゴートになって捕まった大沢警視からメモの形で公に告発があった。これを、白川攻撃記事をいきなりトップに持っていったあの朝日がチョビットしか報じていない。「ニッカンゲンダイ」などはきちんと追っているのだ。これは、いよいよ朝日内部にもKM党の指令が届く部分が出来たのかと、疑わせる事態である。事態進展の進展や背景については、宮崎学親分のサイトを良くチェックしてもらいたい。新潟の揉み消し疑惑の真相は、ますます明らかになりつつあるのではないか。05/07 10:46newly added

 この事件は最初に思ったよりも、またさらに途中で思ったよりも、極端に根が深いもののようだ。4・12に発覚した、と思った川枝元秘書がどこかのスパイで自作自演だったという形の真相は、どうやら違うようだ。4・17付けの白川Site http://www.liberal-shirakawa.net における白川氏本人の書き込み(永田町徒然草)によると、警察が無理やりそういう風に川枝を誘導し、かつただちにリークしたものらしい。陳述書まで白川弁護士は取っている。この幕引き劇のストーリーは、川尻が今度、無理やり?起訴された白川上越市事務所秘書を陥れて追い落とし、自分が後釜に座ろうと狙ったものという。誰がそんなこと信じるか。

 となると、やはリたれ込みは某組織。川枝は、さまざまな脇の甘さを突かれて、良いようの踊らされたという図が浮かんでくる。警察は、そこを追うなというどこかの声に困って、実は困ってそろそろてきとうな幕引きを策してきたということのようだ。でも、引かない白川を相手に、そろそろ藪蛇ならぬ、藪大蛇じゃないの。

 それにしても、新潟のマスコミ、大新聞の新潟支局ってのは、警察様大本営発表を伝えるっきゃないのかね。

垂れ込み電話を自分でかけた依頼斡旋人(実はスパイ)  04・12発覚

 4月12日、読売と東京の夕刊は、この事件で警察が動くことになった垂れ込み電話を依頼斡旋者の元白川秘書兼元対立候補筒井秘書、川尻和弘が自分でかけまくったことがばれたと報じている。時事通信の配布らしいな。このたれ込みは、実は、地元新潟のすべてのマスコミにしつこく何回も行なわれたもので、警察は金を受け取ったとか、白川個人も絡んでいるとか、のしつこいものであった。もうこれで、構造はバレバレだろう。この男が、誰かの指令を受けて、わざと「事件」だと言い立てたのである。6万円の商品券を依頼人から出させて、せこいことに自分で3万円抜いたのも川尻だ。これが「聖教新聞」によると,新潟創価学会の戦いの大勝利だそうだから、問題点は、川尻が、この電話で事を起こしていくらどこからせしめたのか、あるいは、筒井事務所で夜、不審な行動をしてクビになるころから、(あるいはそれ以前から)どこかのスパイだったのかということになるだろう。問題は、こんなことも警察のリークで記事が出来ていることだ。警察はもう隠し切れないと思ってリークしたのか?おかしすぎるじゃないか。いずれにしても、新聞記者は、しっかり自前でフォローせよ。04/13

反自自公派のリーダー白川勝彦代議士がもうひとつの新潟県警スキャンダルに絡んでいると新聞がトップで報じる事件が起こった。3・20のことだ。白川サイトBBSは、喜んだ創価学会工作員の書きこみでいっぱいである。

 これはいったいなんなのだ。報じられていることは、支持者からの依頼を受けて、地元秘書が県警に連絡、交通違反の反則点数を抹消させた。仲介した奴がいて、これが元白川秘書だっちゅうが、、白川のところは一年足らずで辞職、その後、SK学会が推した白川の対立候補の秘書だったってことくらい記者も調べて来いって。つまり、元白川秘書だが前対立候補秘書なんだ・・・ここのところは、「週刊宝石」4・13号がようやくはっきり書いた。それによるとこの男は、その事務所でも変に夜に事務所でごそごそしてたりして不審に思われ実質クビになってたと言うんだな。こいつは状況として「スパイ」以外の何物でもないのじゃないかね。そんなものを相手にやばいことなんかするかいってのが、地元秘書ドモノ本音だってさ。ちなみに、白川の対立候補で、前回は創価学会の支援を受けてたのが筒井信隆。これはもとは宮崎親分の学生時代の知人でなかなかのタマ。   白川と筒井が何でこんな狭いところでぶつかってるんじゃというのが、回りの困惑した気分なんだ。筒井と創価学会の関係も微妙。つまり、創価学会は筒井を前回は押したが、今度は独自候補を立てるかも知れんし、筒井としても完全に信用は仕切れない。ましてや、今回の「謀略」だとて、自分のせいにされては困るという困惑もあるだろう。そういう地元の噂は当然、流れてる。また、この変なスパイっぽい男が筒井秘書時代に何をしでかしてるか不安になるわな。それらがすべて「某」(もう遅いか)学会の「戦い」に巻き込まれていたら、何処で誰がいつスキャンダルとやらに巻き込まれるか分かったものではないからだ。ところでコンピュータに入っているものを消せば、公文書の抹消になる。誰に頼まれても、それを警察官がやってしまえば、堂々たる罪だ。だが、永田町の地震は、この震源が経世会マフィア、または創価学会マフィアと白川氏自身が呼ぶところから発していることを示す。なぜなら、

1. 悪評さくさくの新潟県警は、かの女性監禁事件について4年前容疑者の母親が警察に相談に訪れた際の記録文書を「失って」いる。これには、朝日新聞が、「どう見ても警察幹部の指示で廃棄した」と書く通りだろう。警察は簡単に「犯人」を割り出せるが、そうしていない。ところが、今度は、事件発表に先んじて担当警視と警部補を逮捕、送検するという手回しの異常なよさである。たれこみは収賄だぞっていうものだったそうだが、警官の収賄はここでは今でもないことになってるじゃないか。3/30   そんなもの、良く捕まえたもんだ。いまこの政局で、小渕政権は、警察の不祥事は隠せるだけ隠しているのに、今度ばかりは身内をいきなり逮捕という過激さにわけがないわけはないだろ。いつも、そんなことは全くしていない。しかも秘書逮捕は、日曜深夜、白川後援会が福島に集団旅行している時だった。白川代議士本人も、他の秘書たちもみな出払っていた時の逮捕だ。こんな「攻撃」は、トップの承認なしにできるものではない。これは現自治大臣、及びもと自治大臣の保利及び野中の指示または容認なくしてはありえないことだ。反自自公のリーダー攻撃の意図ははっきりしている。            ここで、大馬脚「聖教新聞」3・30号が、「秘書逮捕で、新潟の大勝利」を宣伝した。勝利ってことは戦いだってことを認めたわけだ。寸鉄って欄だが、まさに寸鉄自らを刺す。さあ、どうする一般紙。

2. ただ、商品券が動いたというのは良くないことだった。そこをつかんだ連中が「これはいける」と垂れ込んだわけだが、県警側にも上から、すぐ受けろと指示が飛んでいたわけだ。ちなみに、東京都東村山市の朝木元市議の不可解な自殺?(某KM党または、SK会関係者による謀殺の噂報道多数あり)事件後では、警察はかなりの証拠や情報をぶつけられても動かなかった。そして、マスコミ向け、内部向けのきっちりした?ストーリーを作っていて、外から敏腕記者(これはいまやテレビの顔・清水建宇さんよ・・これは敏腕)に調べてもらっても、ちゃんとつじつまを合わせた話しを出していた。これと今回は違うね。警察自身の反撃だからね。つまり、KM党は、ここではうれしい協力者なのだ・・以上は二月末の仕込みで、三月初旬の株価2万円の大台乗せ、経済企画庁長官その他のエコノミストの政治的な「景気回復」後押し宣言、四月選挙という勝手な希望のなかでシナリオが書かれたという信ずべき情報が入ってきている。そうならなかったんだから、白川さんにも「誰が本当に何を頼んだのか、もみ消しだったのかどうか、誰がたれこみを仕掛けたか、マスコミはなぜ、ほとんどノーチェックで報じたか」を明らかにする時間が出来てしまった。見込み違いで残念でしたね、仕掛け人ども。

3,「改革」阻止! なめんなよ。という警察の反撃なのさ

 今度の件の流れは、警察内部の人間には、構造が見え見えである。朝木市議事件のように、所轄署以外で「本当はどうなのかな」と、クビを捻っているなんてことは起きない。大体、逮捕された二人とも、大筋で容疑を認めているとサンケイに書いてあったが、肝心の警視の側の商品券受け取りは「否認」なのである。そこは「大筋」じゃないというのか。ンな、バカな。警察の発表は、二人をスケープゴートにして、政治がらみで新潟県警問題を幕引きしようというスケベ根性が見え見えである。自自公マフィアは、そういう芝居を打っている。また、わが尊敬する宮崎親分サイトはさすがに超するどい分析をしているが、そのなかで、「与党議員でもみ消しをしとらん議員は一人もない」と言っている。で、私もかつて与党議員だった。私は、もみ消し、もらい下げ、就職の世話が嫌いで、よせと秘書にいつも言っていた。だが、普通はのはなし、そういう変人代議士はまさに変人扱いで、秘書が勝手にカバーしてやることになっていたらしい。だから、警察から、栗本慎一郎も何月何日こう来たんだぜとやられる危険性は皆無ではない。つまり、この件は、これで有力政治家を殺せるなら、お前もいつでもやれるぞという警察からの脅しのメッセージになった。警察システムの改革なんて、もう簡単にはどの政治家も発言できなくなったのさ。そこに急に「国民は怒っている」なんて白々しいスパイ屋どものにわか正義派の議論が意図を持って加わる構図だ。有権者は普通、そういうことをしてくれない政治家を怒るのであって、「問い合わせ」をしてくれた政治家を怒るんじゃない。良い子ぶったウソはよそうじゃないか。私はコンピュータ導入を理由に断ってきたが、たしかに秘書は困った顔をしていたし、非常にたくさん頼まれた。票は減っただろう。でも、たまたま勝って来ただけさ。威張れたものじゃない。宮崎親分が言うとおり、自民党よりも自民と連立を組んでいる政党のほうが得意だったが、これも警察が記録しているかどうかの問題なのさ。だから、どうしようもない。警察は政治家ばかりか、ジャーナリストだって面倒見ることもあるのさ。そんなことは百も承知で、朝日とサンケイがねえ、ノーチェックで書くたあ、ひどく立派だった。

 常識各種。もみけしはとりあえず絶対よくない。よくないが、保守政治家の地元事務所には、この種の持ち込まれは、はっきり言ってつき物だ。私のように、断われと言っていた変人?の場合は、秘書は大変な気分的リスクを伴ったようだ。大体、警察の側から、(向こうだって嫌なのかもしれないが、そこは知らん)「…さんの件、どうしますか」と聞いて来たりする。そもそもコンピュータを交通違反に導入した時、これで政治家も警察も(バカな依頼人から逃げられて)厄介払い出来ると喜んだものだ。ところが、そうなったら、コンピュータに入れる前にとばかり、事故や違反の現場から、政治家に電話するバカが続出した。だから、真面目なポリさんなら、違反者に妙な電話をさせないよう見張っているものなんだ。そして、警察は自治体だから(だから、自治大臣が国家公安委員長なんだ)、国会議員より県議、都議のほうが「役に立つ」のも常識。また、自民党よりも某KM党地方議員のほうが熱心なのも常識。

 というアホな一般的風潮の中で、警視や警部補のいきなりの逮捕、送検、というのは「政治的攻撃」以外の何物でもないと、永田町は理解している。騒ぎは近いうちにそれこそ仕掛け人の「真相」が明らかになって収まるだろうが、警察はこれで、与党の誰にでも、あるいは野党の政治家に対しても、「脅し」の切り札を握ったことになった。「犯行」の証拠は、みな警察が持っているんだから、この問題は始末に終えないところがある。警察が、身内の一人二人切り捨てながら、「だれそれ議員がこうやった」と言い出して、新聞がリークのまま書いて、選挙の終わった後にでもちょっと訂正でも入れてというのが有効な構図とは。、まさにファッショではないか。反自自公派は、みな身辺の整理をし始めた。見事な、ファッショ風潮の開始である。創価学会は、やったやったと思っているだろう。でも、公明党だって野党になったらいかれるわな。今後、余計、権力にべったりになるわけだ。こりゃ、盗聴法の時と同じ構図だわな。ま、しかし、地元秘書も商品券とはうかつ中のうかつでした。白川さんもそこは擁護しちゃいかんかったのでは? 新潟県警も、これで警視や警部補を逮捕したんなら、他の件もみんなやったれよ・・と言ってもどうせやらんわな。4年前の公文書の抹消だか窃盗だかも、すぐ捕まえろよ・・これもないわな。言うのが無駄だ。そしてそれが本部長の指示だったなら、退職金の返還で済ませたりはしちゃいかんぞ…ところで、いまは3・21午後、もう早くもサンケイ、朝日の内部を含めて、この過剰報道(なんせ、代議士本人が絡んででないことは最初から明白なのに、いきなり全国紙トップの異常ぶり)について内部からもなぜ?が出て、もう報道の様子が違ってきていることが分かるだろう。以上3/20プラス21プラス22

警察、根性と面子?の白川氏秘書逮捕

 ここで26日、白川氏の上越の私設秘書と、元秘書がこの件で逮捕されるという』事件』がおきた。なんと日曜日の深夜である。自民党議員たちは、この露骨な警察の行動に唖然としている。これはまさしく、「事件」だ。まず、本人たちが『揉み消し依頼』を否定しているからだ。逮捕して、起訴できるのか。あるいは、起訴しても公判が維持できるのか。まず、絶対に不思議である。違反点数の問い合わせなんて、本当に日常茶飯事で行なわれている。政治家の事務所ならどこでも、と言っておこう‥勿論、電子文書の抹消は別問題だ。先日、痛烈に国家公安委員会批判をやらかした、元官房長官熊谷弘(民主党幹事長代理)だってやっていないなんてことはあるまい。‥でも、もうこれなら、誰しも首筋をなでることになった。他の新潟選出自民党代議士のように、「うちは絶対にやってない」と、いわば白々しい発言をマスコミに対して行い、ちらとも白川氏を擁護せず、警察に暗に例のあの時のこと、及びこのときのことは外に出さないようにしてくれよというメッセージを送るしかない。もっとも、そういうコメントを朝日を通じて発表したのは、みな亀井派だったな。とにかくこの件は、証拠はすべて警察が握っているのだ。そして外からは調べられない。ウソでもリークされたらおしまいだという構造を警察が朝日新聞の報道協力を中心に作り上げようとしているのが分からないのか、朝日の記者諸君。チミたちはいつから、警察権力の走狗になったのだ。いま、白川氏がバッシングにあっている時、他の政治家は自分の分はこのまま警察が握りつぶしてくれればよいと願うしかないのだ。これで、警察法の改革は完全に骨抜きになることが確定した。

 ところで、もし警察が悪い人たちで、証拠をでっちあげられたら、どうする?反論の仕様もないわな。警察のリーク一発で全員死亡だ。

 ということになれば、警察は誰でもつかまえられることになったことを、ここに改めて強烈にアピールしたのだ。勿論、その気になれば、公明党だってだが…。こういう強烈な弾圧みたいなことは、政治家に対しては、見せしめのように行われることが多い。そして、問題になっている焦点の事件については、結構、いいかげんな証拠や嫌疑でも相手を攻める。あれは検察だったが、新井将敬の株に絡む利益要求疑惑もそうだった。先ず、権力側からリークがあり、それにあの時は読売が積極的に乗って、検察に「協力」した。新井は、必死にちがうと反撃したが、そうすると『証拠隠滅の恐れで逮捕』という、いわばいちゃもんをつけて追い込んでいったのだ。山口敏夫の場合もそうだと言える。白川勝彦の一番、おおきい嫌疑は自自公反対である。みな、それにも反対出来なくするという狙いである。ここに、『リーク』――雰囲気つくり――適当な件での攻撃、という構図が出来上がった。リークにマスコミの一部が協力するというものだ。新井が逃げ切れなかったのは、別件も含めて、世間の心証が悪かったということだろう。でも、今回は、逆に心証を先に悪くしてやろうというものだから、構図として一歩踏み込みすぎている。

 こういう場合、その事件そのものでは決してまっクロでなくても、そこまでの素行?のようなもので検察は攻め切ってしまおうとするものなのであった。つまり、全体に悪い奴だとの印象を与えて、与えて、攻めきるのだ。そしてそれが通ってしまう。それは、法の執行のあり方としては、本来はおかしいが、日本では法現象の風土として、そういうものを許すといういわば未成熟な近代なのだから・・・。そうさせてしまう責任のかなりが、事実というより、ムードに流される日本のマスコミにもある。この秘書逮捕は、種々の意味で露骨な政治的攻撃である。警察は、こんな形でマスコミや国民から叩かれて、「改革」をせねばならなくなったことに報いようとしている。マスコミは、これに乗って、警察が逃げるのに手を貸している。これによって、小渕と警察が手をうつ構えなのだ。マスコミはそれに手を貸すのでなく、もっと正面から、警察を攻めるべきではないのか。3/27早朝


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